悶えるように
泳ぐように
甘えるように
酔っ払ったように
オレの腕の中で解けていく純真なる無垢な身体。
好きだという気持ちも
愛おしいという気持ちも
男としての欲望も
支配したいというサディスティックな激情も
全てこの腕とこの身体に忍ばせて
おまえに届けていくよ。
熱く漏れる吐息をこぼさないように
逃さないように抱き抱えながら
ただ白い海の中をおまえとともに
泳いだ夏の日。
それはオレがやっと辿りついたスタートラインだった。
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