もし会いにきてくれたら、もう離さない




「…だから、深い意味はないと思います。」



「そうかな…。剥がそうとしたら、アイツマジ切れして…、それをみんなでロリコンだって言ったらさ、恭介の地雷踏んだらしくて…。」



諦めるなんて、簡単に出来るわけないのはわかってた。

でも、ずっと憎らしかった遠い距離が味方してくれるって、思ったのに…。


そんな私の決心を、恭ちゃんの友達は簡単に崩してしまう。




「…それが原因で彼女と別れたって言ってた。」



「…うそ…。」



「嘘じゃない、ほんとの話。じゃなきゃあんなに恭介が荒れるわけない。どんだけ女とっ換えても、それだけは外せないって」






忘れようと思って、泣いたり、


何度も携帯に手を伸ばしたり、





私なんか、そんな大した存在なんかじゃないんだって、そう思ったから。


恭ちゃん…


ずっとずっと、恭ちゃんのことばかり考えてた。


でも…忘れられない。



忘れられるわけない。




「恭介もさ、恭介なりに悩んでたんだと思うよ。君との距離。」





もうここに恭ちゃんはいないのに。



ズルイよ…恭ちゃん。