99通目のラブレター


それからはもう廃人のようやった。

生きてんのに、死んどるみたいやった。


『ちょうど中3の夏で引退やったし、お前はまだ若いねんからまだ道はいっぱいある。』

『サッカーは趣味で続けたらええやんか』

『これから夏休みやし、ゆっくり考え?』


周りのみんなは俺に慰めの言葉をようけ掛けた。

でもそんなんは、全部右から左へ流れてくだけやった。


俺からサッカー取ったら何が残る?

サッカーできひん俺なんて、他に何ができる?


なんで俺なん?


なんで俺が怪我せなあかん?




前向きな考えなんて、ひとつもできんかった。


俺の頭ん中にあんのは、いつやってサッカーだけやったんや。