冬休みもあっちゅー間に終わってもーて、いよいよ本格的な受験モードになった。 教室を見渡したら参考書やら自作の勉強カードやらを手にしたやつばっかりで、空気はピリピリしとった。 そんな空気がなんや息苦しくて、俺は教室を飛び出した。 そのまま向かったんは屋上やった。 ドアを開ければその瞬間に冷たい空気が全身を刺して、俺は身を震わせた。 「もう卒業か~」 そう、俺の頭は受験よりもすでに卒業にあった。 ついこの間新しい年が終わったと思ったんに、もう終わりの季節がやってくる。