書きあがった手紙を読み返して、我ながらちょっと馴れ馴れしすぎたかな?と思った。 せやけど、そんくらい、俺の心は舞い上がっとったんや。 俺はもう一回だけ読み直してから、手紙を封筒に入れて切手を貼った。 そんな単純な動作でさえ、俺には初めてで、新鮮やった。 「おかん~これ明日出してきて~」 「はいはい、ちゃんと出してくるよ」 「おーきに!」 おかんに手渡したそれは、薄い青色をした、無地のシンプルな封筒やった。 それに書いてある春奈ちゃんの名前を見て、俺はなんだかまた嬉しくなった。