ふわりと、風に乗って桜の花びらが舞った。 俺はその、どこからか飛んで来た宙に舞う花びらをそっと掴んだ。 手をゆっくり広げたら、そこには小さな桜の花びらが2枚並んでた。 『この花びらはね、あたしと優也くんなの』 それを優しく握って、ぱっと手を離せば 花びらはどこかへ飛んでってしもた。 あれからもう2年が経ったんやな、と思う。 手紙に入ってた桜の花びらは、 今でもちゃんと、残ってんで。 なあ、春奈?