ぎゅう。
目の前には真っ白なシャツ。
いつも匂う裕樹の香り。
「……可愛すぎるんだけど」
ドキン
裕樹の胸から私と同じくらいの心臓の音を聞いてきゅんってなった。
裕樹も……ドキドキしてるの?
このきゅんってなる気持ちを裕樹に伝えたくて、
自分の腕を裕樹の腰に回した。
より一層密着する体。
それが何か心地よくて。
すっごく安心する。
「……千晃」
「………なに?」
「俺のこと好き?」
え!?!?///
「………好きじゃな…」
言い終わる前に塞がれた唇。
いつもの強引なキスじゃなくて、
包み込むような甘いキス。

