体育館の後ろの方をよく
見てみると、男の中年の先生と
ヤンキー達がもめていた。
耳を澄ましてみる。
自慢ではないけど、結構聴力
良いんだ、私。
微かだけど、聞こえてくる―――。
「ああー。もう、うるせーな。」
茶髪の男の子が言った。
「校則違反だ!染め直して来い!
全く・・・式典時だというのに・・・。
そのだらしない服装も何だ!」
この声は、、、多分さっきの
おじさん先生・・っと。いけない。
いけない。男の先生かな。
「何だよ別にこれ位どうって事
ねぇ~だろ?」
「そうそう。これが今風の着こなし方
なんだよ。先公には分かんねぇ
だろうけどな?」
うわっ!今話してたひと、銀髪だ・・
