「だ、い・・すき・・だった、よ。」



世界で一番、誰よりも。


どうしても最後に伝えたかった。

君に届いていないとしても。

聞いてほしかったんだ、俺の気持ち。




「も、し・・かな・・う、なら。」




どうか、お願いします。

俺にもう一度チャンスをください。


今度は絶対に間違えないから。

君を幸せにすると誓うから。




「ま、た・・いっしょ・・に。」




お願いします。

俺の最後の願いを、どうか。




「い・・さ、せ・・て。」





その言葉を最後に俺の意識は完全に消えた。