「もうすぐ沙南の誕生日だなぁ」


そういうあなたは、
何も知らないから笑ってるけど、

あたしがその笑顔を奪うことになった。


罪悪感でいっぱいだよ。

けどあたしは恭吾の元にいってしまったの。


あたしの17回目の誕生日。

あたしはあなたの誘いを断って恭吾と会った。

これはあたしの最後の決断だった。


1日恭吾と会えば、
あたしはあなたの元に戻れるかもしれない。

そう思った。

けど神様はそんなあたしをちゃんと見てるんだね。


よりにもよって、

あなたに会うこととなった。


その時にあたしは決めたの。

あたしはあなたの元を離れて恭吾と一緒になろう。

今のあたしはあなたの隣にはいられない。