私は今日、中学生になった。
市立信里中学校、通称信中。
私は小規模小学校からの入学で周りの人はほとんどが知らない子ばかり。
私は5クラスある中の3組だった。
その中で一人だけ知ってる子がいた。この子が「みな」。みなとは小学校のころ同じバレーボールチームで練習していた。6年生のころはみながキャプテンで私が副キャプテンをやってたから、かなり仲がよかった。
さっきも言ったとおり、私は小学校のころからバレーボールをしている。
始めたのは小学3年生のころ、きっかけは確か、テレビで全日本の試合を見て「かっこいい」って思ったのが始まりかな。
そのころからバレーが大好きで、練習に行くのがすごく楽しみだった。

そして中学校に進学。もちろん部活はバレー部に入るつもり。
みなと一緒に部活動体験にも何度も行った。

4月下旬。ついに部活動正式入部の日がやってきた。
「女子バレーボール部に入りたい生徒は、3-4教室に集合」と部活動黒板に書いてあったので、急ぎ足でみなと2人、迷いながらも教室へ向かった。
階段を昇り、やっと着いた3-4教室。教室の中には先生2人と、生徒が私とみなを合わせて15人いた。

そしてチャイムが鳴り、先生の号令であいさつをし、早速初めての部活ミーティングが始まった。
まず、自己紹介からだった。

顧問:武田先生
副顧問:原先生

3年生:えり先輩、ゆか先輩、りこ先輩、ゆう先輩、はるこ先輩
2年生:まな先輩、ちとせ先輩、ちこ先輩、あや先輩、みお先輩、まこ先輩
1年生:私、みな、あき、みか

この中で3年生のゆか先輩、りこ先輩、ゆう先輩、はるこ先輩、2年生のちとせ先輩、ちこ先輩、みお先輩、同級生のあき、みかとは小学生のバレーチームで一緒にプレーしたことがあったから、お互い顔見知りだった。

そして全員が自己紹介を終えた後、私の中学校生活始めての部活動が終了した。

部活も緊張しつつ無事終わり、緊張から解き放たれた体のだるさと、明日の部活を楽しみにする気持ちで胸をいっぱいにしながら、自転車で多少なれた通学路を帰った。
家に着いて自分の部屋に入った後も、自分の感じるだるさやワクワク感は変わらず、明日をものすごく期待しながら眠りについた。