「綺麗でしょ?この部屋、いい感じに夕陽が射し込むんだよね。」 「彼女と、よく見たんだ?」 私は彼に尋ねた。 「うん。でも彼女がいなくなってから、一度も見てなかった。久しぶりだなぁ。」 私はなぜか、胸が苦しくなった。 彼女のことを思い出している彼を見ると、また泣きそうになった。