「わわわっ!泣くことないじゃんか~。泣かないでよ、ね?ごめんってば~!」 彼の焦った顔が面白かったので、私はしばらく泣き続けることにした。 「わぁ。」 ひとしきり泣いて、満足した私が顔を上げると、そこには綺麗な夕日が広がっていた。