ハケンSORRY!

月に一度、お笑い芸人を目指す何人かと小銭を出しあって、ライブを行っている。

最初のうちは友達がチケットを義理で買って観にきてくれたが、今やその影すら見当たらない。

「今こそテロならぬ、エロとの闘いに立ち向かわなければなりません。」

政治家のものまねを使った時事下ネタ漫談。

「テロは止めなければなりません。しかし、エロは推進していかなければ、小子高齢化に歯止めがかからなくなってしまいます。」

やはり、受けない。
客席は静まり返っている。
大体、客がいなさすぎる。
しかしだ。クスリとも笑いが起きないのはやはりネタがつまらないからか。

芸風を変えたほうがいいのか、そろそろ辞め時なのか。

「辞任させていただきたい。」

こんな状態でもネタにしようとする自分が切ない。