ハケンSORRY!

荷物が運ばれる倉庫。
埃にまみれた作業場。
トラックから降ろしても、降ろしても、荷物が降りてくる。
「おーい、バイトくん。次はこっちだぞ。」

「おい、休憩はまだかよ…。たばこ吸いてえなあ。」
そんな思いをよそにやっぱり荷物は減ってはくれない。

なんとか、トラックは段々と少なくなり、一日の作業も終わる。
「西田さん、明日予約入れてんの?」
「入れてはいるけど、とれてないんじゃないかな。」

「何かいい仕事ないかね。」
「ないよね…。ああ、宝くじでも当たらないかな。」

「夢のまた夢。もう日本から脱出してぇ。」

携帯が鳴る。
「あ、西田さん?ワークホープです。お疲れさまです。明日、時間空いてます?」