次の日、


今日も私は駅へ向かう。



あ、居た居た!



でも、


何て話しかけよう!




すると爽麻君の視線が私に向いた。





「あ、美紗ちゃん。おはよう。」




ビクッと体が反応したのが分かった。




「お、おおおお、おはよう!」




私は真っ赤にして答えた。



まさか爽麻君から話しかけてもらえるなんて!



私、幸せだー!




「今日も寒いね。」




「あ、うん。そうだね!」




「もう2月だもんね。」




「そうだね。」




そうか、もう2月だ。



早いなー。



ついこの前まで彼氏いない同士で年を越したのを覚えてる。



思い出すように私はふふ、と笑った。




「どうしたの?」




「え、あ、ううん!何でもない!」




きゃー!



私が1人で笑ってるの見られたー!



恥ずかしいー!



私は両手で自分のほっぺを抑えた。