朝まで眠れずにいて、そのまま登校した。
教室に入ってすぐに真央が走って近寄ってきた。
「俊君おはよう」
「おはよ」
「今日一緒に帰れないかな?」
真央からの誘いは久しぶりで、胸がドキッとした。
「別にいいけど、今日は用事ねぇの?」
「うん」
「じゃあ…、またな」
「うん、またね」
お互い席に座り、しばらくして授業が始まる。
一時間・二時間・三時間・四時間…と授業が終わり真央と一緒に帰った。
「一緒に帰るのって久しぶりだな〜?」
「そうだね」
歩いていると、いつの間にか公園に来ていた。
「ちょっとベンチに座ろう」
真央の言葉を聞いてベンチをみると昨日みた場面が頭によみがえる。
「真央、昨日さ…」
「ん?」
「いや、なんでもない」
ベンチに座り少しの間、沈黙していると真央が口を開いた。
「俊君…、話があるの」
真央の顔をみると、いつもの表情と違っていた。

