「あたしさぁ、あんたに病気って聞いた時点から(もうコイツ使えねぇわ)って思った!ただ顔がいいから付き合ってただけなのに、勘違いしないでよ!」



「それ里奈の気持ち?」



「当たり前でしょ!てか、病気もってるヤツと付き合いたいと思う女いるわけないじゃん?だからもうあたしに付きまとわないで!」



何も考えたくなくて今日泊まるのをやめて家に帰った。



(ずっと一緒)
(大好き)


本気じゃないならそんな言葉、言わないで欲しかった。



それから俺は、簡単に女の子を好きにはなれなかった。


好きなタイプは?と聞かれたら…

(嘘をつかない子)

この言葉が口癖になった。


病気の事は尚樹と両親以外誰も知らない。



ドナーが見つからないまま2年が経った今、あと1年楽しく生きようと思ったんだ。