さくら、桜。

「こんにちは」
突然後ろから声をかけられた。

「…何か?」

「あなたは学校で非常に優秀と伺いました。そこで少し提案があるのですが…」
男はおもむろに鞄をあさった。

「申し遅れました。私は吉村と言います。あなたは藤越隼人さんですよね?」
そう言うと吉村は名刺と一枚の紙を僕に渡した。

「研究員募集?」
紙に目を通して言った。

「はい。よくあるでしょう?学生と一緒に研究するなんて。」

「何で僕を?」

「あなたも机に向かってるばかりでしょう?違う角度からの勉強はどうかと。仲間もいますよ♪優秀な…」