セパラスィオン

洗面所に行こうと立ち上がった時、1枚の写真が目に入った。

なんとなしにそこまで歩み寄り、それを手に取る。

そこには今の自分とは正反対に楽しそうに笑う私がいた。

そして、隣には 君 。








「……はぁ」


深く、ため息をつく。

それはまるで黒くて淀んだ息の塊だった。

この1週間で、どれだけため息をついただろう。