今日から１０月か・・・



（…そして元ｶﾚと別れて４カ月。。。）



早いなー・・・




放課後、私はボーッとしながら学校内のｶﾌｪﾃﾘｱで
毎月買うお気に入りの雑誌を読んでいた。



『あ！！この服かわいい♪』
と思った、その時。






『ぁーーゃーー！』




ん？



何？




誰かに呼ばれた気がして振り返ったが、誰も私を呼んだような人はいない。



気のせいか。。。

今の私、ボーｯとしてたからな。空耳だ（笑）









しかし。



『ぁあーーーーやぁーー!!!』


…？


ん？

今度はハッキリ大きな声で聞こえた！！

やっぱり私呼ばれてたよね？
でもって、この声って沙知の声？



私は読んでいた雑誌を閉じてテラスの窓からあたりを見回した。




すると、別館の廊下から沙知が勢いよくこちらに向かって走ってきた！！！





『あ゛ーーー!!!いたいたｯ！！やぁ～っとみつけたぁ♪
超ー探したよ～！ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ！！あー走りまわってホント疲れた！
もう帰っちゃったかと思って焦ったよー（笑）』



むせている状況からよっぽどたくさん走りまわって探していてくれたようだった。


沙知は私を見つけてそのままの大きな声で話していた為、周りからの注目はすごかった。





『ご・・ごめん。
・・・ねぇ沙知。
なんでそんな必死に私の事探すの（笑）？！
まわりの人すっごい私たちの事見てて恥ずかしいんだけど（恥）
・・・場所かえよ！！』



『ん？うん！いいよ～！』





私と沙知は誰もいない教室へ入った。