「理奈ちゃん?何変な顔してんすか~?」 走りさった1年生の姿を見つめていた私に声がかかった 平均的な高校生より少し高めな声 私は先輩だと言うのに、『理奈ちゃん』と呼ぶヤツは1人しかいない 「…ちゃん付けはやめろって言ってんじゃんかよ!翔太(ショウタ)!」 私は声のする方に体を向けた