気まぐれカエル~バレンタイン特別編~



私は木村 理奈


女子バスケ部に所属してるバリバリの体育会系


自他ともに認めるほど『女の子』が似合わない


友達の南もあゆみも私とは正反対なのに、なぜか仲が良かった


「うちってそんな怖いのかなぁ~?」


私は自分の頬をにゅ~っとつまんだ


このつり目のせい?


言葉がキツイせい?



なぜだか私は、外見で損をすることがよくあった


まあ、こんな風に後輩からチョコとかもらえると嬉しいし、『憧れです』なんて言われると気分はいい


でも…別に怒ってるわけでも、怖いわけでもないんだけどな…