Nightの誘惑

「ところでさ、ヨウはいつ彼に別れを切り出すの?」


幾分、酔いが回ったであろうミナミが身を乗り出す。


「タイムリミットは二週間後かな。」


言い終わるか終わらないかのうちに、グラスを持って立ち上がった。


一歩ずつカウンターに近づく足。


一歩進む毎に早まる鼓動。


カウンターにグラスを置いて、さりげなく深呼吸した。