しばらくして
友里が口を開いた。




「ねぇ、希美……
記憶を失ったことは

……もぅ

いいんぢゃない?


希美の過去で
辛いこと悲しいことが
あったとしても!

これからの過去は、
あたしと幸せ一杯の
過去にしていこーよ!?」






涙があふれたーー。


友里が言ってくれた
その言葉が
暖かかった……。


苦しみからあたしを     助けてくれた……


心のモヤモヤが
一気に晴れた気がした。








『ありがとぅ』









心からそぅ思ったよ






それからあたし達は
ドンドン仲良く
なっていった。



苦しいことも
辛いことも

楽しいことも
幸せなことも

全部一緒だった。





友里……





あたしを助けてくれて



ありがとーね。














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