*大介目線



今、桜ちゃんは俺の腕の中にいる



桜ちゃんは何も言わずに泣き続けている



いかにも「何も言わないで」オーラをだしながら



おじさんドキドキしちゃうよ…



「…声に出てますよ」



「…まさか声に出ていたとは」



「ドジですねぇ」



桜ちゃんは顔を見せず俺の胸にうずくまり笑っている



愛しくて愛しくてたまらない。



優姫とはまた違う愛しさ



抱きしめた時の桜ちゃんの髪からするシャンプーの香りとか



小さくて華奢な体とか



全てが愛しい



歳の差とか、そんなん関係ない



恋だ。



俺は桜ちゃんが好きなんだ