空は虹色、心は君色


決勝レースは本日午後3時15分。
あと1時半もすればスタートだ。



「柳沢。決勝に残るだけでもすごいんやぞ~。まぁ、やり投もして疲れとるやろ?アップも少し動くだけにして後は休んどけ。」

「そんなんでいいんですか?」

「いいわい。周りは高校生と大学生やからなぁ~。びびったりすんなよ。そういや昼、まだやろ。でも走れんなるからあんまり食べるなよ」

「はーい」


しのぶの作ったおにぎりを1つ口に入れ、シートで少しストレッチをした後、まだ新しいピンクの携帯を手にした。

《100m決勝進出!!3時15分から走るよ~》

送信先は……春華。



「ちょっとちょっと、誰にメールしてるん」

「えぇっ!!?」