「あー!葵ったら明人クンの事好きなの~」

「イケ男のわりにドジっ子なのにね」


「ちょ…何ドサクサに紛れて…」

「ま、当日楽しみにしてて」

「あ。うん」


その日は嬉しくて寝れず、姉の部屋でバレンタイン特集の雑誌を読んでた。






「美央姉ちゃん」

「なにっ?」

「バレンタイン、誰かに渡す予定ある?」

「ごめん、ウチの学校持ち物検査やるから渡せないんだ」

「何か…厳しいね」





バレンタインまで-10日