どうやらいつまでたっても、愛おしさとあほらしさは相反しながら存在し続ける星の下に俺(と言うかユズコ)は生まれてきたらしい。

嫌よ嫌よも好きのうち?
いや違うか。
あほな子ほど可愛い?

ああ、これかもしれない。

日本全国のカナタファンのお嬢様、おばさま、ついでに男ども。
すみません。俺は今日もこんなあほで、でも可愛くて愛おしいたったひとりの存在に振り回されて。普通の生活をかなり満喫させてもらっています。

元社長からのカムバック勧誘はいまだにすごいけど。

もしかしたらいつかブラウン管に戻ることもあるかもしれないけど(ユズコが近くにいなかったのが我慢できなくなっただけであって、アイドルって言う仕事は嫌いじゃない。むしろ天職じゃないのなんて思ってる)、少なくもと高校卒業までは、俺はユズコの隣で日常を過ごしていくんだろうなと思うから。