―……そう。私は、優姫の決めたことなら何も言わないわ。自分の気持ち、みつかるといいね。


新君に会いに行くと決めた私は、光に話した。
光は、ただ背中を押してくれた。
それが今、私が一番欲しかったものだから。



卓斗の話によると、新君がいるのは……大阪。
大阪で、ついにあなたと会える。

私を弱くも、強くもしてくれた人。
いつも温かいまなざしで私を見守ってくれてた、私の初恋の人。



ねぇ、新君?あなたは今、どうしてる?



あなたは今、笑えていますか?



私は今から、あなたに会いに行きます。