君へ贈る愛の歌




ピッシャーンゴロゴロゴロ・・・



「え!?」



窓の外が光、元々振っていた雨がさらに強まり、豪雨と化した。



「あぁ、台風。今日の夜から明日一日な」



う、嘘・・!


あたし、一人だと雷ダメなのに。


って、いうかそれよりも。



「本田先輩、この雷じゃ・・あのプレハブはちょっと」



だから、お家に帰ってください!



「気にすんな、俺このソファでいいからよ」



そういって本田先輩が指さしたのはリビングのソファだった。



「はい!?ま、ままままさか!同じ家で寝るとか言いませんよね!?」



ダメ、そんなの絶対ダメ!


だって、決めたんだから。かっちゃん以外の男の人を受け入れたりしないって。



「あ?俺様が雷に撃たれて死んじまったらおめぇのせいだぞ?いいのか?あ?あ?」



なんつー目力!!


うぅ~・・。