君へ贈る愛の歌




こんなに誠実に真っ直ぐと想ってくれてるのに・・。


どうして怖いの?


・・・信じなくちゃ。


一番大切なのに


一番大切にしてくれているのに


あたしが怖がっていちゃダメだよ。





『かっちゃんは・・あたしのこと迷惑じゃないの?』





本当に本当に


小さな声しか出なかった。






『みゅうの馬鹿。』


『痛っ!!』




急に感じた頬の痛み。


かっちゃんがあたしの両頬をつねった。





『俺がみゅうを迷惑だって言ったことがある?俺がみゅうのことどう思ってるかも分かんないの?』





かっちゃんは早口でまくしたてるかのようにあたしに迫る。





『可愛い、好き、大好き、守りたい、独占したい、愛しい、愛してる。以上。』




そう言ってかっちゃんはあたしの頭を撫でた。




『まだ・・分かんない?』




とびっきりのスマイルで聞いてくる。


分かんない訳ない。


こんなに思ってくれてるのに。


こんなに言葉にしてくれてるのに。


分からない訳・・・ないよ。