『…そ、そうなんだ。』



そう言ってもらえて奏多に変わってに私がお礼を言いたいくらい嬉しいことだ。



話の流れからしたら"今その初代総長さんは何しているの?"っときくのがベストかも知れない。



だけどそれだけは出来ない――



「せっちゃん、ゲームしようぜっ!」



突然、ゲームをしていた勇悟が誘って来た。




――この空気からしてやはり皆、奏多が死んだことを知っているのだろう



だけど原因は知らないみたいだ。



皆その原因を知ったら私に対しどんな反応をするだろう――



こうしてゲームにも誘ってはくれないだろうな……



『うんっ!』



勇悟の誘いに私は力一杯頷いた。