「これはね、初代総長だよ。」 写真を見て固まっている私に勇悟が説明してくれた。 ――奏多のそっくりさんかもしれない。 だけど、私が知っている奏多だ。 間違いない。 なぜなら、この写真の奏多の首からはネックレスが輝いていた。 私の首元にあるのと同じネックレスが―――