『ナンパしている暇があったらどこかで仕事したらどうなんですか?』



そう言いながら自動販売機のボタンを押す私。



…邪魔だからどこかへ行ってほしい。



「おい!生意気だぞ、おらぁ!」



二人に片手ずつ掴まれた。



『ちょ…やめて下さい。』



ついつい敬語になってしまう。



「おっ、ブラ線発見っ」



『いい加減に…して下さいっ』



そう言い終わった瞬間、"ドン"と地響きが鳴り響いた。



――私が一人を背負い投げしたのだ。



「…っ、てめぇ!「俺の女に何か用か?」



投げ飛ばした男が何か言おうとした時に、誰かに遮られた。



この声は―――