その日、小学校六年の夏あたしは左手の薬指に十字架†を入れた。 痛かった。でも我慢した。 それからあたしは毎日学校には絆創膏をして行った。 自殺する前の日父さんはとても優しくあたしの手を握り「この十字架は千秋と父さんがずっと繋がってる証拠だからな。今まで悪かった。頑張れよ。」そう言って父さんは布団に入った。 とても優しかった。