バシッ
「なにすんだよ」
「やめろつってんの」
あたしはタバコを取られた。
「じゃお前もやめたら?」
バシッ
あたしはくわえてるタバコを無理矢理取ってやった。
「あぁやめてやるよ俺の名前呼んだらな」
ニッと笑うとあたしに近づいてきた。
またやられる
そう悟ったあたしはすぐさま口を手で覆った。
「学んだな」
そういってフッと笑いあたしのあごを持ち上げた。
綺麗な青い瞳に青い空あたしはどちらにも吸い込まれそうだった。
その瞬間口を覆っている手が捕まれ下へと降ろされた。
「俺の名前は?」
ムカつくから言いたくない。
そう思いながらあたしは持たれてるあごを無理矢理外しそいつから顔を背けた。
「早く言え」
うざい…。何なんだよこいつ。
あたしは自分の唇を舐め下唇を親指の腹でさすった。
「お前その癖やめてくんない?俺の理性ぶ飛ばしたいの?」
「は?」
あたしは睨みつけすかさず手を降ろした。
