シンディ「らいだーきっくがキマらない今日この頃、ウルトラマンはいかがお過ごしでしょうか────あ、こんばんは。ようこそ『シンディの部屋』へ」

アレイド「その妙なくだりは何なんだ。ってか『シンディの時間』じゃなかったのかよ」

シンディ「細かいコト気にするとハゲるぜアレイド……さてさて本題。ついにお姫様をはぐらかした極悪人・アレイド。旅と銘打った地獄街道行脚の行く末は何処に。そして一人の女性の身に何が……? 次回、『シルクの貞操、一世一代の危機』にご期待下さい」

アレイド「こぉのドアホがあぁ! なーに素っ頓狂なコト言ってんだよこのタコ!」

シンディ「気持ちは嬉しいですけど……私、タコよりもイカが好きなんです! ごめんなさい!」

アレイド「いや意味分かんねぇから! あのなぁ、俺はシルクを連れて行く為に来たんじゃねぇの!」

シンディ「じゃあ何しに来たの?」

アレイド「い……いや、それは」

シンディ「ケッ、ムッツリめ。まぁいいわ。ウルトラマンに免じて言及はしないであげる。それでは、今日のゲストをお呼びしちゃいまーす。ウルトラマン太郎さん、どうぞー♪」

アレイド「ゲストなのか。しかもタロウじゃくて太郎なのか。今さらの著作権意識とゆーか」

シンディ「────アレ? 来ない。どうぞー……ってなになに、ウルトラの星に帰っただと? バカな。この御長寿番組『シンディの部屋』出演をドタキャンするなんて……出来るな、太郎」

アレイド「単に嫌だっただけだろう……だがよくやった太郎。アンタはヒーローだ!」