好き勝手なアイツに恋をした


翌日。

心配してくれる友ダチ2人に曖昧な返事しかできないまま

昼休憩になった。


私は重い足を動かして屋上へ向かった。


キィ―――

昨日と同じドアの音がした。

健はもう来ていた。


健:おっそい!!どれだけ俺を待たせる気なんだ!

お前はどこまで私を突き落とす気なんだよ。

でも、弱虫の私には言い返せるわけがない。


莉子:ごめん。


仕方なく小さい声で言った。

謝ってほしいのはこっちなのに。