健:お前さ。

莉子:何?

健:俺の事、怖がってる?

一瞬びっくりした。

健は自分の事だけを考えていると思っていたから。

莉子:ううん。怖くないよ?

私はキッパリといった。

すると、健は大きく目を開けた。

健:本当か?

でも、まだ信用しきっているわけではなかった。

莉子:本当だよ。

笑いながら私は答える。