「…別に。私の席、男子がたまってるから」



そう言って指を指した先には、佳織の席の隣の男子を囲んで、
5.6人がたむろっていた。



たぶんゲームでもしているんだろうなあ。


多少苦笑いになりそうなのをこらえる。