やっと4階かあ…、なんて外の景色に目をやる。 「お―ろ―し―て―――!」 未だに腕の中で暴れまくるので、ズルリとさっきよりもリンの位置が低くなった。 『あぶねぇな。ちゃんと掴まってろよ。これ以上怪我したらどうすんだよ…。 あと4階だよな?』 リンの部屋は8階。 今俺達は非常階段の4階部分にいる。