俺に背を向けて、震えるリンはいつもよりも小さく見えた。 「…ライ…………。」 今にも消えそうな声で…… 「キライ…。男なんて……キライ。」 そう、何度も何度も呟くようにして…。 「お願い…今日は帰って。 しばらくお休みにして…下さい…。 また、こっちから連絡する…から…。」 部屋をでた。 アイツは最後まで俺を見なかった。