そう考えれば、リンは俺と正反対。 背も180に近い俺と170にも満たないキミ。 理系な俺とどちらかというと文系なキミ。 犬のような俺とネコ…しかも黒ネコのようなキミ。 「授業はじめるぞ―。」 チャイムと同時に教授が教室の教壇にのぼり、俺はいそいで勉強の体勢にかかった。