「おっはよ――――♪」 朝から、加奈子の五月蝿い声が響いた。 『おぅ。』 軽く片手をあげ、これ以上話しかけないでくれ、とバリアをはったが、無視してバリアを壊された。 (空気よめ…。) 「なんか、お疲れ? カテキョ、そんなに疲れるの?」 あの日から、妙にリンが気になる。 それは小さな好奇心から別の何かに…。