「学習指導計画…か。
ねえ、よく見えない。」


俺の視界が全て黒髪にかわった。その隙間から白い首筋もチラリと見えた。


俺は理性という細胞全てに指令を送り、必死に耐えた。


ここで本能に任せて行動してしまえば、出入り禁止をくらいかねない。


触れたい。でも触れられない―――。


いつから俺はこんなにも我慢強い人間になったんだろう…。


リンのせい…おかげかな。