《混沌》

またの名を、弥嘉の暗黒
時代到来の第九話です。

今迄散々引っ張ってきた
都が遂に登場しました。
書く直前まではあの様な
スプラッタな趣味にする
つもりもなければ、誘拐
させるつもりもありませ
んでした。その場の勢い
ほど恐ろしいものはない
と改めて感じました。

また、これまで巧いこと
自力で困難を乗り越えて
きた弥嘉ですが、ここに
きて初めて大きな挫折を
味わうことになります。

それにより、次回は弥嘉
が全く話さなくなるので
対比と時間稼ぎの意味を
込めて無駄に多く会話文
を散りばめました。その
為あえて情景描写は簡潔
にまとめてあります。