「やめっ………」 もがいても放してくれない そのうちにコンクリートに組み敷かれる 「……やだ……」 「由夏……」 なんでそんなにつらそうな顔するのよ こっちが辛いんだよ あんたには… 彼女がいるじゃない あたしはただの友だちでしょ? 「事故じゃすまさない、これは同意の上だよ」 「意味、…わかん…ない」 「なら抵抗すれば?」 そいつの顔が近づく そしてあたしの頭の中にはそいつの彼女 「イヤだ!!」 あたしは全身でそいつを跳ね飛ばした