「あの・・・」
「ん?なに??」
「なぜ私をここへ・・・?」
恐る恐る尋ねた。
「あ・・・結局あたし言ってなかったっけ??」
はっとして霞様は慌てた。
本当に・・・
悪い人なのか良い人なんだか。
自然と薄っすら笑みがこぼれた。
「霞・・・お前まだ言ってなかったのか・・・」
力丸様が、はぁーと溜息をついていた。
「い、言おうとしたら邪魔したんだろぉっ!!」
「ふっ、どうだかね」
ムキになる霞を横目に疾風は鼻で笑った。
「んな!?疾風!!」
「へいへ~い」
「早く説明してやれよ。姫さん唖然としてんぞ~」
強羅様は私達に背をむけ小屋を出て行こうとしていた。
「わかってるよ!って強羅!!どこ行くの?!」
「・・・っとそれとよー縄といてやれよ~」
「あっ!!忘れてた!!」
「霞ってやっぱり馬鹿だなぁ~」
「疾風・・・煩いよ?」
ガンっ
わぁ・・・
痛そうで・・・
霞が思いっきり疾風の頭を殴った。
「って強羅ぁ!!あんた結局どこ行くんだよ!?」
霞は叫び、強羅は去り、疾風は頭を抑えながらしゃがみこみ・・・
「悪いな姫さん」
力丸は柚の縄を解いてやった。
「あ、ありがとうござます」


