「他の奴に何言われても・・・ 俺だけを信じろ」 瑠真はギュッと柚を抱きしめた。 桜羅はそんな2人を大きな瞳でじっと見つめている。 「!」 柚の顔はだんだんとりんごのようになっていく。 「瑠真様・・・?」 「・・・」 花の中で抱き合う2人――。 美しさも見せ・・・ 切なさをも見せる光景――。